挑戦はつづく。
勝沼のワイナリー「ドメーヌ・オヤマダ」より、ワイン用のぶどうをわけていただき、
ぶどうの酵母で発酵させた限定ビールです。
「ドメーヌ・オヤマダ」はブドウ造りから醸造までをほぼ一人で手がける小山田氏のワイナリー。
ビールとワイン、畑は違うけどとても尊敬する醸造家です。
彼の栽培・醸造スタイルは、無駄な手はできる限り加えずにブドウがもつチカラを最大限引き
出すというもの。
ブドウの果皮につく野生酵母のみで発酵させ、余計なものはできる限り加えません。
世にいう自然派ワインではなく、美味しいワインを目指した先にある、しっかりと計算しつくされた栽培、
醸造技術から出来たワインはとてもファンが多く、高い評価を得ています。
数年前から構想を練って、昨年から商品化。
今年は2種類のぶどう品種「デラウェア」「ベリーA」とバージョン違いで仕込みました。
こちらは届いたばかりの「デラウェア」
一粒一粒、大事に手で実を出していきます。
小山田氏の大事なぶどうを分けていただき、ぶどうの野生酵母で発酵させたビールはとてもやさしく、
穏やかなエール。酵母由来のフルーティで華やかな香りが広がり、あえてホップは大人しく、
色はゴールド色の淡色に仕上げました
“Berries”というイメージからぶどうの風味を連想されるかもしれませんが、ぶどうは酵母として
ビールの発酵とともに華やかなフレーバーを与えてくれています。
醸造にとても重要な酵母を新たな試みでチャレンジした「Oyamada Berries」
小山田氏に心から敬意を表し、麦とぶどうの融合を皆様にもお楽しみいただけたら嬉しいです。