今月15日で、先代の大下正司が他界して丸12年になります。
長いようであっという間のような、 ただひたすらがむしゃらに突っ走った12年だった気がします。
（いや、それまでもがむしゃらだったか…基本がむしゃらです）
12年前と大きく違うとすれば、日本のクラフトビールシーンは目まぐるしく日々進化していて、ブルワリーの数も当時の約5倍ほどに増え（今は全国で約900ブルワリーとのこと） ビールを提供いただく飲食店さんや酒販店さん、そして飲んでくださるお客さんがはるかに増えたこと。
いつも、今 父がいたらどう思っただろうと考えます。
この時期になると色んな思いが駆け巡りますが、心が引き締まる時でもあります。
そして、忘れてはならないのが’’MASAJI BEERプロジェクト’’です。
４ブルワリー（志賀高原さん、城端麦酒さん、スワンレイクさん、岩手蔵ビールさん）の皆さんが、2012年から昨年まで本当に長きに渡り「MASAJI BEER 」をそれぞれのビアスタイルで醸造してくださいました。
昨年は醸造回数でいうと12回目となり、一つの節目としてこのプロジェクトを一区切りとさせてもらい、集大成として私たち含め５ブルワリーで「MASAJI BEER」をコラボ醸造しました。
その名も「SEYA！」（先代の口ぐせ） 。
今思っても、こんな贅沢で幸せなコラボは後にも先にもないんじゃないかなと思っています。
これまでのみんなの想いが詰まった特別なビール、それは箕面ビールにとってこれからもずっと大事にしていきたい特別なレシピとなり、自分たちの心に刻んでおくためにも、これから私たちが前に進んでいくためにも、時間ある限りずっと造り続けていきたいビールとなりました。
ですので、必ず近いうち、どこかのタイミングでリバイバル仕込みをしたいなと考えています。 その時はまたお知らせさせてください。
明後日12/15は 昨年醸造しました『SEYA！』（熟成版）をウェアハウス、ビアベリー天満にて開栓します。
数量限定となりますが、お楽しみいただければ幸いです。
